


※すべて手元の集計です。公式記録ではありません。
| 得点表 | ||||
| 日本大 | チーム | 中央大 | ||
| 19 | 合計得点 | 22 | ||
| 前半 | 後半 | ハーフ | 前半 | 後半 |
| 14 | 5 | 得点 | 5 | 17 |
| 2 | 0 | トライ | 1 | 3 |
| 2 | 0 | ゴール | 1 | 1 |
| 0 | 0 | PG | 0 | 0 |
| 0 | 0 | DG | 0 | 0 |
| 先発メンバー | ||||||
| 日本大 | 中央大 | |||||
| 氏名 | 年 | 出身校 | NO. | 氏名 | 年 | 出身校 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 城内 春朗 | 4 | 天理 | 1 | 中村 浩二 | 3 | 埼工大深谷 |
| 加井 雄一 | 3 | 天理 | 2 | 鈴木 康平 | 4 | 天理 |
| 伊藤 誠彦 | 4 | 本郷 | 3 | 藤田 幸仁 | 3 | 宮古 |
| 迫田 将志 | 4 | 鹿児島工 | 4 | 山崎 純 | 4 | 桐蔭学園 |
| 宮野 隼 | 4 | 盛岡工業 | 5 | 鈴木 博之 | 2 |
つくば秀英 |
| 飯島 成治 | 4 | 久我山 | 6 | 城戸 聡史 | 3 | 福岡 |
| 桑原 隆 | 4 | 東福岡 | 7 | 森 勝巳 | 2 | 長崎南山 |
| T・トーエツ | 1 | Tupou高 | 8 | 小野田 曜 | 3 | 東福岡 |
| 八重樫俊介 | 2 | 盛岡工業 | 9 | 鈴木 貴士 | 3 | 保善 |
| 河野 好光 | 2 | 日川 | 10 | 高村 吉浩 | 4 | 啓光学園 |
| 松永 康司 | 4 | 本郷 | 11 | 岡本 貴光 | 3 | 高鍋 |
| 阪上 義和 | 3 | 報徳学園 | 12 | 伊藤 陽 | 3 | 九州産業 |
| 水田 隆裕 | 2 | 佐賀工業 | 13 | 松下 紘也 | 3 | 新田 |
| 小林 悠 | 4 | 日大藤沢 | 14 | 平田 倫大 | 3 | 東福岡 |
| 武井 敬司 | 2 | 日大藤沢 | 15 | 内山 康文 | 3 | 日向 |
| リザーブメンバー | ||||||
| 日本大 | 中央大 | |||||
| 氏名 | 年 | 出身校 | NO. | 氏名 | 年 | 出身校 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 白井 角臣 | 3 | 桂 | 16 | 沼口 雄作 | 3 | 高鍋 |
| 手塚 洋成 | 1 | 國學院栃木 | 17 | 冨井 大輔 | 3 | 報徳学園 |
| 津田健太郎 | 2 | 報徳学園 | 18 | 後藤 研 | 3 | 聖ヶ丘 |
| 山口 優人 | 2 | 熊谷工業 | 19 | 澤田 孝道 | 4 | 埼工大深谷 |
| 段上 光春 | 2 | 佐賀工業 | 20 | 正田 勝彦 | 2 | 埼工大深谷 |
| 藤原 誠 | 2 | 盛岡工業 | 21 | 福島 仁志 | 4 | 延岡東 |
| 藤崎 健吉 | 4 | 志学館 | 22 | 竹谷 洋平 | 3 | 保善 |
| 交代 | |||||
| 時間 | チーム | IN | OUT | ||
|---|---|---|---|---|---|
|
前半32分 |
中央大 | 21 | 福島 仁志 | 12 | 内山 将文 |
| 後半20分 | 日本大 | 17 | 手塚 洋成 | 2 | 加井 雄一 |

1998年10月26日。
この日熊谷ラグビー場では、昨年1勝7敗で7位に終わった中大が、リーグ戦制覇を狙う日大を撃破すべく戦いを挑んでいました。
低く泥臭いタックル。切れない集中力。
気迫で日大を上回った中大が終了間際に逆転。日大最後の猛攻も凌ぎきって、見事に勝利を収めました。
勝っても傷つき疲れ果て、立つことすら出来ず勝った喜びすら満足に表現できない中大フィフティーン。
負けるはずのない相手に負けてしまい、うつむいて上を見上げることが出来ない日大フィフティーン。
この時スタンドにいた後輩たちは、先輩たちのそんな姿をどのような思いで眺めていたのでしょうか。
あれから2年が過ぎ、その間中大は連続して6位と成績もいまいち奮わず、日大戦も2年連続35点差で完敗。
中大は、あの時の熱い魂、泥臭さを忘れてしまったのか、日大相手に燃えることはないのか、と思っていました。
しかしそれは間違いでした。
中大は決して忘れていなかった。
忘れていたのは日大の方だったかも知れません。
あの激戦をスタンドで見ていた1年生たちが大きく成長して中心選手となり、最終学年で迎えた今年の日中戦。
冷たい雨降る秩父宮には、牙を研ぎ澄まし勝利への炎燃ゆる中大フィフテーィンが、日大を待ち受けていました。
試合開始直後から日大が中大陣に大きく攻め込み、試合は日大優勢で進みます。
しかし、FWの連続サイド攻撃は中大の低く泥臭いタックルに阻まれ、余裕のないタイミングで球を供給されたバックスも中大ディフェンスを破れぬまま25分が過ぎました。
(1) 26分 中大ゴール前15mのラックを日大が奪取してバックスへ。SO河野が逆サイドを駆け上がってきたFB武井へ絶妙のパスを出し、武井がディフェンスをかわしてゴール下にトライ。
(2) G成功。 (7−0)
攻め続けて30分が経とうとしたとき、ようやく日大が先制トライ。
ここから膠着状態がとけ、試合が動き出します。
(3) 30分 中大は日大ゴール前10mでペナルティをもらうとFWが突進。日大も激しいディフェンスを見せますが、PR中村が右隅に飛び込んでトライ。 G失敗。 (7−5)
(4) 35分 日大は中大ゴール前5mのラインアウトをキープすると、FWがモールをねじ込み、HO加井が左中間にトライ。
(5) G成功。 (14−5)
中大のタックルや自らのハンドリングミスでチャンスをものに出来なかったものの、前半は日大がリード。
この時点では中大もやるなぁ、という感じしか持っていませんでした。
まさか逆転されるなどとは・・・・・・・・・。
(6) 1分 中大は日大陣20mでペナルティを得るとすかさず速攻。FB福島が一気に走り抜けてゴール裏にトライ。G失敗。 (14−10)
早々にあっさりトライを奪われてしまいましたが、まだまだ余裕があるよう思っていました。
専修大戦のようなトライラッシュがまた始まるだろうと・・・・・・・・。
(7) 13分 中大陣20mまで攻め込んだ日大は、ライン参加したFB武井がライン裏にパント。このボールをWTB小林が追いかけてキャッチ、右中間にトライ。G失敗。 (19−10)
日大は自らのミスと中大のタックルにいまだ苦しめられていましたが、得点の上では日大のリード。
僕はまだまだ日大が中大に負けるなどということを考えもしていませんでした。
日大はまだまだこれからだ、中大の頑張りも長くは続かないだろう・・・・・・・・。
しかし、それは全く甘い考えでした。
これまでだったのは日大。中大はここから。
悪夢の始まりは、痛恨のセルフジャッジでした。
(8) 16分 中大は日大ゴール前まで攻め込むと、ラックから球を持ち出したSH鈴木がまったく反応しない日大ディフェンスを尻目にゴール下にトライ。
(9) G成功。中大が2点差に詰め寄る。(19−17)
日大の選手が鈴木のサイド攻撃に反応しなかった理由はセルフジャッジ。
セルフジャッジはラグビーでたまに見かけるプレー。
相手が反則した、プレーが止まると勝手に判断。
しかし笛は鳴らず。あとで抗議したところで、まさに後の祭り。
こういうプレーのあとには、えてして流れが変わるもの。
今日もその例に漏れませんでした。
逆転勝利の見えてきた中大は日大を襲い続けます。
そして、運命の後半32分。
(10) 32分 中大がペナルティから速攻。SO高村は日大のディフェンスが極端にインサイドに集中しているのを見逃さず、外に大きくパス。最後はFB福島が左隅に飛び込んでついに逆転。G失敗。 (19−22)
残り8分でついに中大にリードを許しました。
3点差。
1トライで再び逆転できる点差でしたが、この後の中大は落ち着いていました。
意地をかけて逆転を狙う日大の攻撃は、あせりからか反則を多発して自滅。完全にゲームを支配され続けました。
そして、ノーサイド・・・・・・・・・・・。
日大は痛い星を落としてしまいました・・・・・・・・・・・。
まさかの敗戦。
中大はまるで優勝したかのような喜びよう。
今日の試合は日大をどうこう言うよりも、まず中大を誉めるべきかも知れません。
中大は最高でした。たしかに日大のミスに助けられたというラッキーな一面もありましたが、やはり中大の完勝です。
新聞のインタビューで高村主将が、”去年の4強を喰ってやろうと、虎視眈々と狙っていた”と言っていましたが、おそらく4強というよりは日大に照準を合わせていたのでしょう。
そんな中大の思いも知らずに、日大は相手を見下していたと思います。
はっきり言って僕も見下していたのですが・・・・・・・・・・。
戦術的なことを言えば、日大は攻撃のオプションが少なかったかも知れません。
シンプルにこだわるのもいいけど、もうちょっと工夫があってもよかった。
しかし今日の一戦は、”勝つべくして勝った中大・負けるべくして負けた日大”、これに尽きると思います。
負けてしまったものはしょうがない。
次頑張るしかないでしょう!
頑張れ、日大!!